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2025.08.08相続Q&A

【相続Q&A】過去の贈与は調査されるの?

A. はい、過去の贈与も税務署によって調査される可能性があります。

 特に相続が発生した際には、相続開始前3年以内の贈与だけでなく、

 それ以前の贈与についても実態調査の対象となることがあります。


 例えば、亡くなった親の口座から、過去に子ども名義の口座に多額の資金が移されていた場合、

 それが「贈与」と判断される可能性があります。

 このとき、「贈与税の申告をしていない」「贈与契約書がない」「子どもが贈与を受けた認識がなかった」などの事情があれば、

 名義預金(名義は子どもでも実質的には親の財産)と見なされ、

 相続財産に加算されるリスクがあります。


また、税務調査では、預金について過去10年程度までさかのぼって調査されることもあり、

銀行の取引履歴や贈与の実態が確認されることもあります。

そのため贈与契約書を作成し、贈与税の申告を適切に行うなど、

記録と手続きの透明性を確保することが大切です。


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